妊娠成立の条件知っていますか?

不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。
毎月頑張ってタイミングを合わせてもなかなか妊娠に至らない、という方も多いですよね。
そこで、妊娠の成立機序を振り返ってみましょう。
★妊娠成立の条件★
(1)十分な数の正常精子が膣腔内へ射精されること。
(2)十分な数の正常精子が膣腔内から子宮頚管を遡上し子宮腔内を通り、更に卵管へ侵入し、卵管采近くの卵管膨大部に達すること。
(3)月経開始の時点から徐々に成長し、完全に成熟した卵胞からタイミングよく排卵されること。
(4)卵子が卵管采で捕捉され、卵管内へ取り込まれ、卵管膨大部で精子と遭遇すること。
(5)精子は女性の生殖管を遡上する過程で受精能獲得(キャパシテーシオン)と呼ばれる機能的変化を遂げる。
(6)その後、卵子を取り囲む透明帯を通過し、卵子と合体する。(=受精)(=妊娠へのスタート)
(7)受精した卵子は胚と呼ばれ細胞分裂を繰り返しながら子宮腔へ移送される。(胚盤胞の状態)
(8)排卵後約1週間を経て子宮内膜へ着床する。(着床が妊娠の始まり
以上の条件が満たされてはじめて『妊娠』が成立します。
男性側の要因としては、正常精子が精巣内で作られているか、射精できるか。精液検査の結果がWHOの基準値内だとしても、精子の状態は変わりやすいです。タイミングをとる前や人工授精、体外受精前のサウナや不摂生はやめましょう。

女性は卵管腔内や腹腔内の癒着があると④はうまくいきません。ホルモンバランスや卵巣年齢(AMH)の低下によって排卵ができていないことも原因の一つ。また、子宮の要因として、慢性子宮内膜炎や、子宮内の善玉菌が不足していることなども着床しない原因であると最近ではいわれています。

鍼灸サロン院長の「鍼灸コラム」

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